「固定観念」という言葉を調べてみると、周囲の状況によって考え方を変えず、他者の意見に耳を貸すことがない頑固な考え方や意識のことと出てきます。若いころは経験や知識がないのでそうでもないですが、年齢を重ねると人の話を聞けなくなる、固定観念が強くなる傾向がありませんか?

 

脳内科医、医学博士の加藤俊徳氏は「脳の中に溜まった経験が、自我を強くしている。相手の話を最後まで聞けなくなるのは、加齢との相関性を感じる(決定的な化学的根拠は見つけられなかった)。」とおっしゃっています。これを見た時確かにと思いました。

 

40代を越すと経験や知識もたくさん増え、仕事でもある程度の役職が付いてくることもあり、自分と違う意見があることを認められなくなる、自分の生き方が絶対と思って否定されてもその意見を曲げない、人の話を途中で遮る(開始何秒かの話で、自分なりにきっとこうだろうと早々に解釈し、決めつけてしまうため)など、無理な努力や、他人に合わせる、自分の関心のないことについて学ぼうという姿勢が減っていくのかもしれません。

 

もちろんそうでない方も多いと思いますが、私自身も時々頭が固くなってきたなと思います。

歳を取るとそういう風になってくるのも仕方ないことかもしれませんが、自覚があるうちに気を付けて、人の話を遮らず、人の意見もきちんと聞けるようにしていきたいですね!