昔、時代劇でこの言葉を聞いた時あまりピンときませんでした。

由来は孔叢子(くぞうし)の刑論に出て来る孔子の言葉からで、昔の裁判官は、悪いことをしようという気持ちは憎むが、その人そのものまでは憎まないという態度で裁判に臨み、どうしても避けられない場合だけ処刑していたのに対して、今の裁判官はその逆だと述べています。

 

海外の裁判で自分の家族を殺された人がその裁判中、犯人に『あなたを許します』というのを何度か見たことがあります。

自分だったら絶対許せないと思いました。

許すといった人は大切な家族を失ってとても辛いはずなのに、犯人を許すと言葉にできることがとても凄いことだなと思いました。

 

ドリカムの告白という歌にも『許さないという方が、許すより簡単』とあります。

確かに許すとういことよりも、許さなかったり、憎む方が簡単ですよね。

もちろん罪を犯した人が悪くない訳ではありませんが、その人のことを許し、温かい気持ちで受け入れてあげて、罪を犯した人が心から反省できる機会を与えられたら良いですね。

人を恨み続けても、自分もしんどくなりますよね。

 

『罪を憎んで人を憎まず』

まだ自分はそこまで寛容になれそうにありませんが、そういう風な考え方も出来るようになっていきたいです。