先週、スペインバルに行った時、メキシコで何度か食べたことがあって懐かしかったので、フランをデザートにいただきました。

 

フランとは、卵、牛乳、砂糖を使って作られるお菓子です。

フランスでは、タルト生地にカスタードクリームを流して焼くお菓子で、甘いお菓子だけでなく食事系のフランもあるそうです。

メキシコやスペインではプリンやカスタードプリンをフランと呼びます。

フランもプリンも、国によって呼び方が違うだけで同じものだと思っていましたが、違うみたいですね。

 

フランの由来はラテン語でフラド(丸くて平たいもの)、主な材料である鶏卵の生産が始まったローマ時代に誕生したと言われています。ギリシャ人の調理法を参考にして、鶏卵と牛乳を使った料理をローマ人が考え、最初に生まれたフランの原型となるのがティロパティナムというお菓子です。

 

一方プリンの発祥地はイギリスです。もともとプディングと呼ばれていて、イギリスの船上で初めて作られました。航海中は船にある食べ物を上手く使って料理をしないといけないので、料理後余った食材を捨てるのではなく、卵液に入れて蒸したのがプリンの始まりです。

 

今はプリンもフランもデザートとして認識されていて、材料も似ていて、私と同じように同じものと思っている方もいると思いますが、発祥が違っていたんですね!

是非スペインバルに行ったら、『フラン』試してみてください!

先日スペインバルでいただいた『フラン』

プリンよりカラメルに少し苦さがあり、大人のデザートな感じです。

久し振りに食べましたが、とても美味しかったです!