Masako Blog
あいそなし
友人と、とあるお店の前を通った時に『あのお店行ったことある?』と聞いたら、『あのお店一回行ったけど、あいそないわ』と言っていました。
ふと、関西以外の人に通じるのかなと思い、調べてみると、関西圏全体で日常的に使われているみたいですね。
ニュアンスでわかると思いますが、標準語では『愛想がない』です。
たぶん関西圏以外では、お店に対して愛想がないとは使う事はなさそうですね。
語源も諸説ありますが、その中の一つが、石川の方言で『あいそむない』で、つまらないや、物足りないという意味です。かつての中央語(京都語)が北陸に伝わったとされています。
ちなみに対義語が『あいそらしい』で愛想がいい他にも、かわいいや、優しいという意味があり、金沢では使われる頻度が比較的高いそうです。
ちなみに食後のお会計の時『おあいそ』というのは、かなり頻繁に間違えて言われていますよね。
おあいそは漢字で書くと、お愛想で、愛想尽かしを省略した言葉で、お客様が飲食店で『おあいそ』というのは、本来の意味だと、このお店には愛想が尽きたからもう来ませんという意味になってしまいます。
元々はお店側からお客様に対して、お会計を切り出す時に『お愛想尽かしなことで申し訳ございませんが、お会計をお願いします』と使われていたそうです。
それがだんだんと意味が転じて、お会計そのものを意味する言葉として、お客様側も使うようになっていったみたいです。
関西では『おあいそ』はよく使われますし、私もお客様に『おあいそ』と言われても全く違和感も不快感もないですが、色々語源を調べてみると面白いです。